青木栄一「鉄道忌避伝説の謎」(吉川弘文館)
明治の人々は鉄道建設による悪影響に不安をもち、鉄道や駅を町から遠ざけた…これが鉄道忌避伝説である。果たしてこの伝説は事実か。全国各地の実例を検証し、鉄道のルートや地形など様々な視点から伝説の謎に迫る。
人のふんどしで相撲を取るような感じになっちゃうけど、詳しいことはこちらにうまくまとめてあります。→青木栄一『鉄道忌避伝説の謎』を読んで思ったことなど(筆不精者の雑彙)
駅が旧来の市街地から離れたところにあることが多いのは、
・建設費を安くできる
・利害関係者が少ない
(市街地に敷設すれば立ち退きとかの問題もでてくる)
・当時の鉄道建設技術上、勾配やRをきつくできない
のが主な理由らしいです。