2008年11月27日

小牟田哲彦「今でも乗れる昭和の鉄道」

小牟田哲彦「今でも乗れる昭和の鉄道」(東京堂出版)
JRになり20年が経つが、国鉄の頃の車両や施設は今でも残っている。
かつては当たり前だったことを今でも体験できるスポットを紹介。
最新事情を著者が実態調査。写真も豊富に掲載。全国の硬券発売駅一覧を添付

[目次]
第1章 車両
001 昭和の新幹線に乗る方法
   いつ走るかは時刻表に書いてある
002「国電」と呼ばれた電車首都圏を走った
   国電車両が私鉄を走る
003 国鉄カラーの復権
   全国どこでも同じ塗装だった
004 地方私鉄で余生を送る老雄たち
   第2の人生はのんびりと
005 地方私鉄の個性豊かなオリジナル車両の旅
   昭和30年代の車両が今も現役
006 世界初の昼夜兼用寝台電車
   昼夜問わず走り続けた583系
007 定着しなかった欧風客車
   バブルより前に登場した豪華列車
008 豪華夜行列車の旅を彩る食堂車
   今も残る食堂車は事前予約が基本
009 車内のトイレは停車中に使用できるか?
   表示だけが昭和のまま
010 網じゃなくても「網棚」
   でも「網」棚で通じます
011 車内のフックはお洒落の歴史を映す
   帽子は紳士の必需品だった
012 瓶飲料は消えてセンヌキは残った
   使ったことはありますか?

第2章 列車・路線
013 伝統の名を受け継ぐ優等列車
   時代を超えて名は残る
014 ブームを生んだブルートレイン
   現在進行形で削減中
015 特別でない急行列車は特別な存在
   昼行定期急行に乗れるのは岡山だけ
016 唯一残る新聞輸送専用列車
   一日1本のために使われる両国駅のホーム
017 御召列車は新たな時代へ
   乗ることはできなくても見ることは可能
018 推理小説の舞台にもなった多層建て列車
   途中駅で分割・併結
019 「動く市電博物館」広島電鉄
   各地の路面電車に乗れる
020 SLで通勤・通学できる大井川鐵道
   国鉄の旧型車両が毎日運行
021 今でも乗れる特定地方交通線
   岩泉線(JR東日本)と名松線(JR東海)

第3章 施設
022 昭和天皇とともに機能した原宿駅宮廷ホーム
   時代を先取りしたバリアフリー構造
023 京成電鉄はトンネル駅の遺跡の宝庫
   都会の地下にひっそりと
024 都心の地下に眠る新橋駅
   車内からチラッと見える“幻のホーム”
025 交通博物館に守られてきた万世橋駅跡
   無人のプラットホームを通勤電車が通過する
026 国鉄の書体を探してみよう
   文字に残る国鉄
027 ホームに残る洗面台
   一度は洗顔してみよう
028 山岳国家ニッポンを克服したスイッチバック
   山越えには時間がかかる
029 昔ながらの“通行手形”で安全確認
   原始的な通票方式
030 鉄道信号の原型――手動の腕木式信号機
   旅客線では津軽鉄道のみ
031 貨車の入換え職人芸“突放”
   危険だが効率の良い作業
032 最後の現役可動橋梁
   鉄道橋が跳ね上がる
033 SL時代の名残を留める扇形車庫
   天竜二俣駅の木造扇形車庫は今も現役

第4章 サービス
034 スピード化時代の長時間停車
   紀勢本線は長時間停車列車の宝庫
035 平成に受け継がれる昭和の駅弁
   昭和から続くロングセラー駅弁はこんなにある
036 昔ながらの駅弁立売り
   窓が開かなくても立売りは健在
037 お茶の容器はペットボトルではなかった
   懐かしいポリエチレン製容器から土瓶まで
038 名物に美味いものあり駅の菓子
   本日中にお召し上がりください
039 最後の全国統一スタンプ「わたしの旅」
   JRになっても残る記念スタンプ
040 切符の原点・硬券はどこで売っているのか
   今でも買える硬券一覧
041 切符に「鋏を入れる」のはもはや死語?
   自動改札の普及でますます稀少に
042 時刻表巻頭地図に残る緑色の「周遊指定地」
  「周遊おすすめ地」って何?
043 『JR時刻表』で見つけた旅行者援護所
   万一のときの強い味方

第5章 海外
044 支配者の変遷を乗り越えた日本時代の駅舎
   日本式駅舎が旅客を迎える
045 北朝鮮の車窓に流れる昭和の面影
   探せばまだある日本の姿
046 満鉄時代の旅客車両が生きている
   博物館クラスの旧型車両が今も走る
047 台湾の日本製旧型客車最新事情
   乗るなら今のうち! 風前の灯の日本製旧型客車
048 日本では消えた車掌車が健在
   貨物列車の最後尾にあった車両
049 台湾の駅弁ブーム
   台湾の駅弁は温かい状態で売られている
050 改軌とともに消えゆく「樺太」
   日本の鉄道の匂いが残っていたのだが
051 アジア各国に国鉄・私鉄の中古車両が再就職
   日本で消えても海外では最新型
052 ブエノス・アイレスに見る昭和の地下鉄
   銀座線のモデルはアルゼンチンの地下鉄だった!!

昭和≒国鉄(正確には昭和62年-1987年にJR化)の車両って、続きを読む
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 00:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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