2008年06月30日

森田浩之「スポーツニュースは恐い」

森田浩之「スポーツニュースは恐い  刷り込まれる<日本人>」(NHK出版・生活人新書)
私たちは本当に「自由が苦手」なのか?

新聞、雑誌、テレビのスポーツ報道は「オヤジ」である。少しセクハラっぽくて、組織を重視。感極まると熱く人生訓を語り始める。それだけではない、彼は周りにいる人たちを〈日本人〉に取り込もうと一生懸命である。スポーツ報道が発するメッセージを丹念に解きほぐし、新たな視点を提示する本。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
スポーツニュースは日々、特定のメッセージを発している。そのメッセージとは“私たちは日本人である”というものだ。しかし、その日本人とは、メディアのとらえた日本人であるだけでなく、サブリミナルなレベルで私たちの中に浸透する―。本書ではスポーツニュースのメカニズムを丹念に解きほぐし、その新たな読み方を提示する。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 本当はこんなに恐いスポーツニュース
第2章 女子選手に向けるオヤジな目線
第3章 スポーツニュースは“人間関係”に細かい
第4章 スポーツニュースは“国”をつくる
第5章 日本人メジャーリーガーが背負わされる“物語”
第6章 世界中で刷り込まれる“国民”
第7章 ワールドカップでつくられた“日本人”
第8章 イビチャ・オシムはなぜ怒ったか―むすびにかえて

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
森田浩之(モリタヒロユキ)
ジャーナリスト。NHK記者、ニューズウィーク日本版副編集長を経てフリーランスに。早稲田大学政治経済学部卒、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)メディア学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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「スポーツニュース」は「オヤジ」だと言い切るその視点はまさにそのとおり。
だいたい、女性選手だけ愛ちゃん、藍ちゃん、Qちゃん、やわらちゃん、ミキティってなんなのよ。。。

それと、サッカー日本代表チームの決定力不足は、日本人の現代社会の特性である「中盤に人材があふれる」が「責任の所在があいまい」な面を反映させているという視点も面白いと思います。

ワールドカップでは、日本だけではなく諸外国でも報道がその国の特性に合ったようなイメージ作りがなされるとの説も

こういった刷り込みを回避するには、自分の頭で考えることが必要ですよね。

もしかしたら、この本もある一定の刷り込みを狙って書かれてるかもしれませんしね。


posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 10:07| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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