2009年01月08日

浅井 隆「とんでもない時代」というより「とんでもない本」?

浅井 隆「とんでもない時代」(第二海援隊)
10年後の日本はどうなっているのか。
原油価格の高騰、食料品の値上り、異常気象など、日本だけでなく地球自体が数々の異変に脅かされている。昨年発刊した『2010年の衝撃』の中で浅井隆が警鐘を鳴らした「6つの巨大リスク」は、残念ながらすべてにおいて的中、もしくは前兆が現れた。そして、これから始まる「人類振るい落とし」の時代。しかし、悲観することはない。今すぐ手を打てばまだ間に合う。生き抜くことさえ大変な「とんでもない時代」の問題点を知り、備えるための解説をする。

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この本で警告されていることは、ある程度起こりうる可能性があるとは思います。
しかしながら、必要以上に不安をあおりすぎであるし、書かれている内容過去の浅井氏の著者の焼き直しに過ぎず、目新しいのはタイトルのみのような気が。

【以下追記】
この本でというか著者が以前から警鐘を鳴らしている「6つの巨大リスク」とは、

@巨大地震
Aインフレ
B国家破産
C世界大恐慌
D大規模は気象変動
E食料危機と大規模紛争

本書では、これに加えて「パンデミック(ある感染症や伝染病が世界的に流行することを表す用語である。日本語に訳すと感染爆発や汎発流行にあたる。)をリスク要因としてプラス。これについての詳細は別の書籍にてと。。。

で、最終的な結論は「第二海援隊」の会員制組織に入って、ファンドやりませんかという勧誘なんですね。

こういう本は、買って読むほどのものではなく、本屋で立ち読みか、図書館で借りるレベルの本ですね。

【御参考】
382.浅井隆が破綻本を出し続ける理由(日本国財政破綻Safety Net)
・bk1での書評⇒今までのものの焼き直し

Amazonから本書の概略
内容(「BOOK」データベースより)
著者が以前より警鐘を鳴らした「六つの巨大リスク」―「巨大地震」「インフレ」「国家破産」「世界大恐慌」「大規模な気象変動」「食糧危機と大規模紛争」は残念ながらすべてにおいて的中、もしくは前兆が現れ始めた。いまや、地球による「人類の振るい落とし」が始まっているような気さえしている。これから始まる生き抜くことさえ大変な「とんでもない時代」を知って、早めに備えていただきたい。

目次
プロローグ 1ユーロ=1,000円時代の到来
第1章 スーパーに二時間行列する時代がやって来る
第2章 今日はカラスか明日はスズメか
第3章 地震、竜巻、雨、オヤジ
第4章 日本はロシアのような国になる
第5章 パンデミックが世界を崩壊させる
第6章 もらった年金300万円がたったの30万円に
第7章 フェラーリかスズキの軽か
第8章 本当のサバイバル戦略
エピローグ 日本人よ野望を抱け!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
浅井 隆
経済ジャーナリスト。1954年東京都生まれ。学生時代から経済・社会問題に強い関心を持ち、早稲田大学政治経済学部在学中に環境問題研究会などを主宰。一方で学習塾の経営を手がけ学生ビジネスとして成功を収めるが、思うところあり、一転、海外放浪の旅に出る。帰国後、同校を中退し毎日新聞社に入社。写真記者として世界を股に掛ける過酷な勤務をこなす傍ら、経済の猛勉強に励みつつ独自の取材、執筆活動を展開する。現代日本の問題点、矛盾点に鋭いメスを入れる斬新な切り口は多数の月刊誌などで高い評価を受け、特に1990年東京株式市場暴落のナゾに迫る取材では一大センセーションを巻き起こす。その後、バブル崩壊後の超円高や平成不況の長期化、金融機関の破綻など数々の経済予測を的中させてベストセラーを多発し、1994年に独立。1996年、従来にないまったく新しい形態の21世紀型情報商社「第二海援隊」を設立し、以後その経営に携わる一方、精力的に執筆・講演活動を続ける。2005年7月、日本を改革・再生するための日本初の会社である「再生日本21」を立ち上げた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 23:59| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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