・矢野直美「鉄子の旅写真日記」(阪急コミュニケーションズ)
内容
「カメラと一緒の旅。今の私にとってその多くは鉄道旅でもあります。本著にも、鉄道旅のシーンがたくさん登場します。鉄道でめぐった町、ある路線をお目当てに訪ねた土地、そこで出合った情景です。」(旅写真日記に添えて――より)。鉄道界のアイドル“矢野直美”が誘う、乗り鉄・撮り鉄・旅鉄----。ファン垂涎のプライベート写真満載。さあ、本書を携え、あなたも、恋する鉄道の旅へ。
写真が多くて、文章が少ないのですぐ読めてしまいます。
それでいて、読ませる内容です。
感性が自分と合うところが多いような気もします。
たとえば、「味噌ラーメンを食べたいから食べるように、ひとり旅をしたいからしている」とか、「宮島のベストシーンは、引き潮のときに鳥居近辺で潮干狩りをしているところ」とか
「猫が好き」とか「旅にはカメラが必須」とか
もっとも自分は、猫とはいっても(和歌山県未制覇だし)和歌山電鐵の「たま」には会ってみたいとは思うものの、


あと、この本の中では尾道とか
(著者が)乗るといつも後悔するけどつい乗ってしまう観覧車の中で、写真はちがうもののすぐにどこだか(自分はすぐ)わかった鹿児島中央駅の観覧車
自分が撮った写真をUPしておきます。
それと著者が1967年生まれということをカミングアウトしてました。もう少し下の世代(1970年代前半あたり)と思っていたんですが。。。
【目次】
第1章 おんなひとりの旅日記―失恋じゃないし、さみしくないし、楽しいんだってば。
第2章 近畿旅日記―たぶん、旅先のお土産の80%が京都で買ったものです。
第3章 矢野駅、そして瀬戸内旅日記―自分の名前の駅って、気になりませんか。
第4章 中部旅日記―遊びは真剣だから面白い、旅はのんびりがいい
第5章 四国旅日記―高知、はったかの血を引いて…?
第6章 海外リゾート鉄道旅日記―私だって、リゾートはとっても好きなんです。
第7章 にゃ〜んな猫旅日記―ごめんなさい、つい仕事を忘れて、ごろごろごろ…
第8章 月日は百代の過客にして、東北旅日記―男性が長旅に出る理由、それは女性ですか…?
第9章 なぜか閉所で高所な旅日記―やや閉所恐怖症で、プチ高所恐怖症なのに。
第10章 九州男児。九州旅日記―ひょっとして、レディファーストなんじゃない?
第11章 北海道・沖縄旅日記―旅は、一番ハードな季節に行くわよ!
おわりに
旅写真日記に添えて――カメラと一緒に旅すること
旅写真メモ
著者
矢野直美(やの なおみ)
北海道札幌市在住。旅をしながら“撮って書く”フォトライター。また、女性の鉄道好きを表す「鉄子(てつこ)」の愛称でも呼ばれる。「ゆれて ながれて であう 幸せな瞬間」がテーマ。主な著書に、『おんなひとりの鉄道旅』東日本編・西日本編(ともに小学館文庫)、『北海道のんびり鉄道旅』(北海道新聞社)、共著『ローカル線をゆく』(阪急コミュニケーションズ)など。
ラベル:矢野直美 鉄子