2009年02月22日

白取春彦監修「『哲学』は図でよくわかる」

白取春彦監修「『哲学』は図でよくわかる」(青春出版社)
内容紹介
哲学書のあらすじも、難しい哲学語の意味も、一夜漬けで哲学がわかる! 1ページの解説と、1ページの図解でまるっと理解していく、哲学の新書。平易な文章と図で考えることによって、哲学がだいたいわかるから、すごい。手のひらサイズで一生ぶんの教養を得よう! 寝転びながら読んでも、頭がよくなっていくこと、間違いなし!
著者紹介
青森市生まれ。獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。1979年ベルリン自由大学入学。哲学・宗教・文学を学ぶ。85年に帰国後、精力的に著述活動をこなしている。難しいとされる学問を、誰にもわかりやすく解説する筆力には定評があり、著書多数。

昔流行った、件のコマーシャル。

ソ、ソ、ソクラテスカ♪ プラトンか♪
ニ、ニ、ニーチェか♪ サルトルか♪
みんなこの本に書いてあるぜ♪

ということで、

ソクラテス「無知の知」(汝自身を知れ)
プラトン「イディア」(永遠不変の真理)
は各5行+頁半分大の図解各1。

ニーチェ
〜価値観や真理を、根底からひっくり返したニヒリズム:神は死んでいる
このあたりの解説に文章と図表合わせて8頁。

〜『ツァラトゥストラはかく語りき』:ツァラトゥストラは、生命に立ち向かう超人のこと
この哲学書のあらすじ説明に文章と図表合わせて4頁。


サルトル
〜人間は自由の刑に処せられている。「アンガージュマン」(社会参加)。平和な日常を生きているときは、かえって自由を見失ってしまう。
〜意識だって、「実存主義」の中に組み込まれていく。意識は常に対象から距離(裂け目)をとっている。
このあたりの解説に文章と図表合わせて8頁。

〜『存在と無』:人間とは、彼が自ら創りあげるものにほかならない
この哲学書のあらすじ説明に文章と図表合わせて4頁。


全体として、見開きの右に文章、左には図表が載っているので、哲学って難しそうと思っている方々にも取っつきやすくなっています。

それと、最後の「あとがき」で、哲学や宗教を学んで、考えを自由にする(意識を変える)ことの大切さを訴えてますが、ここが一番のポイントでしょうね。


【本書の元ネタ本】

ラベル:哲学
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 04:20| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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