2009年07月08日

高木善之「コーチング・ワークショップ」

高木善之幸せの種をまく コーチング・ワークショップ」(PHP)
環境問題の本質をどう伝え、どんな解決策を提示するのか。私たちの生き方の問題としてとらえた地球的コーチング・ワークショップ。

<解説>
著者は、「非対立」の姿勢で地球環境問題について数々の情報発信・提言を行なうNPO法人・ネットワーク『地球村』の代表である。
 本書は、『地球村』で開催している「コーチング」のワークショップの内容をもとに、そのエッセンスを一冊に凝縮したものだ。
 人は様々な悩みや課題を抱えて生きているが、それらをコーチングによって解きほぐし、対話を重ねてゆくと、やがて根本的な原因、この社会が抱える本質的な問題にまでたどり着く。
 読者は、あたかもワークショップに参加しているかのように、共に考え、問いに答え、内面を掘り下げてゆくことで、自身の中に様々な気づきが起こり、生き方、価値観を見直すきっかけをつかむことができる。
 自分が変われば、まわりが変わる、社会が変わる、そして世界が変わる、未来が変わる……日に日に深刻さを増してゆく地球環境問題。その根本的な解決に向けて、たった一人が変わることから始めようとする、究極のコーチング。

目次
イントロダクション 始まりのワーク-自分の思いを言葉にしよう
第1章 受け止めるワーク-地球環境の事実を知る
第2章 発掘・発見のワーク-根本原因を探る
第3章 ビジョンを持つワーク-解決の方向性を探る
第4章 コミュニケーションのワーク-行動への準備
第5章 視点を切り替えるワーク-地球は一つ
第6章 旅立ちのワーク-未来を担う意識
あとがき 心に「地球村」を

この本、タイトルに「コーチング」と入っているので、一見指導法の本かと勘違いされる方が多そう。。。
実際の内容は、平和・環境・人間関係に関する記述が大半で、たぶん著者の他の本とかなりかぶるところがあるのでは?
それと、船井幸雄氏の書籍に近いものがあります。

とどのつまり、

・今の資本主義経済は限界状態に来ていて崩壊は近い(というか、すでに崩壊している?)

・それを回避するためには、「モア・アンド・モア(もっともっと)」の追求を止めて、「共生」の価値観を確立しなければならない

ということでしょうか。

その他のピックアップ
・「よく観る」「よく聴く」「受け止める」
・「コーチング」と「ティーチング」の違い
「コーチング」
〜話をよく聴く、相手をわかろうとする、一致点を探す、笑顔、相手に興味を示す、相手に任せる、自発的・自主的、いい悪いを言わない
「ティーチング」
〜説教する、相手にわかれせようとする、違いを探す、シケ面、相手に無関心、自分に従わせる、強制する・命令する、常に評価する・採点する・批判する
>ここだけですかね?本のタイトルにふさわしい内容部分は・・・
・視点を変える〜複数のカメラを持とう
・腹を立てない勇気と強さ
・文字を持つ文明は滅びた
・サイレント・ウォーク〜自然を五感で感じる

コーチング・ワークショップ

コーチング・ワークショップ

  • 作者: 高木 善之
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/03/19
  • メディア: 単行本



posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 07:21| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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