栗原隆司「鉄道再発見の旅」(海鳥社)
廃線や鉄道遺産、秘められた歴史、車窓を彩る風景や個性豊かな駅。
九州北部を舞台に、時間を超えた鉄道の旅へ!
あさかぜ、さくら、金星など、なつかしの名列車から鉄道旅行の楽しみ方まで
この本は、作者が九州出身・在住の鉄道写真家なので鉄道の写真集だと思っていただけばいいです。
例によって、この本の中で実際に見たことがあるのは、
・門司港駅(2006年3月車で通っただけ)
・博多駅
・鳥栖駅
・九州新幹線の工事現場
乗ったことがあるのは、
・久大本線(久留米⇔天ケ瀬、由布院⇔大分)
・長崎本線
・日豊本線(大分⇔別府、南宮崎→宮崎)
・大村線(早岐⇔ハウステンボス)
・西鉄天神大牟田線(西鉄久留米→大牟田)
改めてそんな鉄道の旅行の楽しさを感じた本でした。
それなのに、
・消えゆく東京駅発ブルトレ 「銀河」来春に引退(朝日)
「ブルトレ(ブルートレイン)」の愛称で親しまれてきたJRの寝台列車が、09年春にも、東京から西へ向かう路線から姿を消す可能性が高まっている。利用客の減少が主な原因で、ほかの路線も同様の事情を抱えている。一部の豪華列車を除き、将来的には廃止の方向にあるという。
で、来春のダイヤ改正(←「正」じゃなくて「悪」かもしれんが。。。)では、
<廃止>
・「なは」(京都―熊本)
・「あかつき」(京都―長崎)
・「銀河」(東京―大阪)
<削減:2→1往復>
・「日本海」(大阪―青森)
・「北斗星」(上野―札幌)
さらに、2009年3月には
・「富士」(東京―大分)
・「はやぶさ」(東京―熊本)
が廃止になるとのこと。
そういえば、東京発の九州行きブルートレインも寝台急行「銀河」もまだ乗ったことないんですよね。
乗ったことがあるのは、客車時代の「瀬戸」(横浜→高松)が1回とサンライズ瀬戸・出雲(三ノ宮→熱海)が2回です。
現行の「銀河」のダイヤって、
<下り>
東京23:00発、横浜23:26、小田原0:14→名古屋通過、岐阜5:00、京都6:43、新大阪7:12、大阪7:18着
(新幹線最終:東京21:20、新横浜21:38、名古屋22:56、京都23:31、新大阪23:45)
(新幹線始発:東京6:00、新横浜6:18、名古屋7:36、京都8:11、新大阪8:25/品川6:00、新横浜6:11、名古屋7:29、京都8:11、新大阪8:19)
<上り>
大阪22:22発、新大阪22:28、京都22:58、名古屋0:58、小田原5:31、横浜6:18、東京6:42着
(新幹線最終:新大阪21:20、京都21:34、名古屋22:10、新横浜23:28、東京23:45)
(新幹線始発:新大阪6:00、京都6:14、名古屋6:50、新横浜8:08、東京8:26)
で、甲子園からのナイター帰りには早すぎるものの、ナゴヤドームのナイター帰りなら使えるな、1回使ってみようかなと思ったんですけどね。。。
大阪方面からの帰りは「サンライズ」があるとはいえ、これは痛いです。実際に使うかどうかというより、使える可能性があるかどうかの点で。。。
JRが分割民営化されてから、北の方へは「カシオペア」や大阪−札幌間の「トワイライトエクスプレス」の豪華仕様か、「サンライズ」のようにビジネス需要の多いもの以外は、車両を更新しないし、食堂車もなければ、車内販売もなくて、やる気のない印象があったんですけどとうとう廃止ですか。。。
(注:サンライズ出雲の下りのみ岡山〜新見間で車内販売を実施)
自分は、夜行バスはどうも苦手で。。。
【参考ブログエントリー:TB送信先】
・「なは」「あかつき」「銀河」来春廃止(たべちゃんの旅行記「旅のメモ」)
・消えゆく東京駅発ブルトレ 「銀河」来春に引退(仰木マジックと僕のプロ野球観戦記)
・寝台車、消える(田無の万華鏡(旧名田無の日記帳))
・さらば、ブルートレイン(いすみマリーンズ アネックス)
最後に再び栗原隆司「鉄道再発見の旅」(海鳥社)の概略
「はじめに」より
私が九州の鉄道を撮り続けて、そろそろ40年となります。/今から40年前、昭和40年代の九州各地の国鉄路線ではまだまだ蒸気機関車が活躍し、筑豊をはじめ石炭搬出のためにはり巡らされた路線網もまだピークを保っていました。/それから40年、この間だけでも、鉄道車輛たちは世代を引き継ぎ、多くの種類の車輛が去っていきました。国鉄は分割民営化、そして多くのローカル線が廃止され、第3セクター鉄道へと変化しました。(略)平成19年4月1日でJR九州発足満20周年を迎えた節目の年ですが、今も美しい九州の四季を走る現代の列車に乗って、ちょっと昔、さらに遥か過去へと、昭和から大正、明治時代の懐かしの旅に出発したいと思います。(略)なお、今回は九州北部地域を中心に取り上げ、特に私の地元となる福岡県を、縁深かった石炭遺産と併せ詳しく紹介しています。/また、少しでも当時の思い出になればと、廃止線の現役時代や、かつての懐かしの車輛たちも可能な限り掲載しました。
せめて野球があるうちにとも思いますが、甲子園はまだしもスカイマークのナイターでは絶望的な時間でしたからね。
出張帰りにしかのれないですね。。。
コメントありがとうございます。
「銀河」廃止は本当に残念ですね。
ちなみに、「サンライズ」に乗ったのは、2回ともスカイマークスタジアムのナイターの帰りでのことです。