猪口 孝「トンボとエダマメ論」(西村書店)
[日販MARCより]
情熱を持って追い続ければ、夢は必ず実現する。国際政治学者として自身が辿ってきた道のり、研究してきたことを通して、日々の生き方を考える。親、いじめに悩む人、学生にも読んで欲しい、元気の芽が出る1冊。
[BOOKデータベースより]
子どものころトンボを追いかけたように、いつも情熱をもって何かを追い続けたい。そうすれば、夢は必ず実現するはずだから。
当ブログでも「くにこism」の感想文を書いてますが、その流れで猪口邦子氏のダンナ様の著書も読みました。
邦子氏が小泉改造内閣での認証式での大屋正子ちゃんばりのあの青いドレス、家にあったのを選んだのはダンナ様だそうです。
さて、その猪口 孝氏(本人HP)は、
日本の政治学者、中央大学教授、東京大学名誉教授。専門は、政治学、国際政治学、国際関係論。政治学博士(マサチューセッツ工科大学)(1974年)。1944年1月17日、新潟県新潟市生まれ。
英語・中国語・韓国語など多言語に堪能で、ベトナムでは現地語で学会発表するなど精進を怠らない。
政治学、社会学の多領域において厖大な著書・論文数を誇り、それらの学術的な成果は、特に国外から定評を得ている。1982年、『国際政治経済の構図』でサントリー学芸賞受賞。
妻は政治家で国際政治学者の猪口邦子。娘が二人いる。東京都文京区在住。2009年に開学する新潟県立大学の学長に就任する予定である。
この本を読んで全体的に感ずることは、著者の人間のおおらかさ。この人でないとくにこちゃんの夫は務まらんと・・・
タイトル中の「トンボ」は、著者が小さい頃夢中になったもの。「エダマメ」はあぜ道のようなニッチな場所でも育つものということで、「夢」と「ニッチ」(いわゆる「人のやらないことをやる」)をキーワードに本書は展開していきます。
で、くにこちゃんも大学の授業でさんざん言っていた記憶のある「難しいことをやさしく説明する」という点。これは、夫唱婦随で、この本も学者的な書き方ではなくやさしく、わかりやすく書いてあります。
以下、ピックアップを箇条書き
・「心」と「体」〜心の持ち方で健康にも病気にもなる。
・日本の近代政治は信長から
・日本やアジアはデータ不足
・論文執筆術
〜アイデアを思いついたときにメモだけでなく、一気に書けるところまで書く。
・職住近接
・グローバル化時代には、英語とPCは必須
・「感受性」「好奇心」「体力」の3つを重視した教育を
・意地悪をした人には「天罰」が下ると思って、イジメはやり過ごそう
・ガンジーの第3の方法(サチア・グラハ)
〜自由への情熱が人を動かす
・もうだめだと思う向こうに道がある
中央大学HPから
中央大学法学部教授・猪口孝 著「トンボとエダマメ論−何が夢をかなえるのか−」出版
「トンボとエダマメ論−何が夢をかなえるのか−」が、2007年1月下旬に西村書店から出版されます。
著者の猪口 孝教授(中央大学法学部・研究開発機構)は世界的に有名な国際政治学者です。現在、 『アジアバロメーターを通じたアジア人の生活・規範・価値の実証研究』 の研究代表者として活躍しています。
「トンボとエダマメ論」は、猪口孝教授がこれまでの道のりを振り返り、日本の若者に向けてエールを送る、「読めば元気の芽が出る!」本です。
目次:
1章 夢中になれることを見つける
2章 好きなことをやれば道はひらける
3章 人のやっていないことをやる
4章 グローバル化時代の体力をつけよう
5章 日本の未来をひらくために
6章 めげない、責めない、あきらめない